いつものように日の出直前にロッジを出る。
いくつかのクロッシングポイント(川渡りのポイント)をチェックする。
対岸に大きな群れがあるかどうか、川の方へ近づいているか、
そわそわしてるか、等を確認する。
朝ご飯はピクニックボックスを持ち、昼まで粘る。
ロッジ近くのポイントでしばらく待機したが、渡りそうになかった。
別のポイントに移動する。
そこは道路が整備されていないために、僕の乗っている2駆のミニバスでは少し辛い。
逆に言うと、他にギャラリーが少なく、撮影には好都合。
対岸には、びっしりとヌーの群。
3千頭以上いるとドライバーのアブドゥは言う。
炎天下で待ち続けて3時間、12時近かった。ここで大きな決断を迫られる。
それは、昼飯を抜きでさらに粘るかどうかである。僕にとっては、重大なことであった。
これだけ待つと、引くことはできない。さらに2時間半待ち続けた。
1頭が川岸に近づいた。
他のヌーもそれにゾクゾク続く。
そこからはまさに堰を切ったように渡りが始まった。