学術研究 NO.070 広井敏男
研究課題
「多摩川河川敷植物群落の動態解析」
 われわれは中流部河川敷に成立する植生を8調査地に地点についてクラスター分析を行った。
 その結果それぞれの調査地点において,1トランセクトを除いて複数のクラスターを認めた。
 本来,この地域の植生はツルヨシ群落、オギ群落を中心とし、これらにススキ群落、ヨシ群落が加わって代表される。そしてこれらは成立している立地の案件と概してよく対応している。
 クラスター分析はこのことを示唆する結果を示したが、同時に殆んどの調査地点で、上記以外の多くの群落をみとめうること、しかもそれらが、複雑に入りくんでいることも明らかにした。
 このような群落の多くは帰化種を優占種として含むものであったり、よく荒蕪地に成立するものであった。
 これは立地がさまざまな原因で撹乱を受けていることの反映である。
共同研究者
本谷 勲, 石川博夫, 小林健一, 荻原弘次

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