学術研究 NO.093 曽根伸典
研究課題
「八王子市域の植生−. 植物社会学的な解析による自然保護のための基礎的研究−」
 調査の結果調査地域内で記録された植生単位は16群綱に属する33群集40群落および12植生型が識別された。
 これらの植生単位はそれぞれに標徴種や識別種、相観、分布、構造、主要な構成種などについての記載をおこなった。
 さらに記録された植生単位は、亜群集、変群集などの下位単位の解析を行ない、それぞれの小単位ごとにその生育環境についての解析を行なった。
 各群落の広がりは、1;2,500の都市計画図を野帳とし、実地踏査によって記載し、これをさらに1;10,000の地形図上に精記し、現存植生図に示した。
 この植生図化に際しては、記載された各植生単位の広狭や重要性などを考慮し、凡例の決定を行なった。
 その結果調査地域内の植生は、木本群落が33凡例、および草本群落が20凡例の合言十53凡例に区分された。
 これにさらに、無植生地または植生の極めて乏しい地域をそれぞれの土地利用型などによって8凡例に区分し、総計61凡例を用いて記載された。
 以上の調査結果を踏まえた調査地域の潜在自然植生の推定結果は、潜在自然植生図化には至らなかったものの山岳部、丘陵部、沖積地、市街地・住宅地、などごとに模式図を設け、それぞれの立地条件ごとにこれを示した。


共同研究者
畔上能力,菱山忠三郎,吉山寛,新井二郎

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