学術研究 NO.056 松本誠治
研究課題
「多摩川水系流域におけるくも形類の分布とその生態学的研究」
 本調査研究の目的は、多摩川流域の蛛形類及び多足類の種類構成を明らかにし、また、各調査地における種構成を質的・量的に解析することにより、当該地域の環境特性との関係を把握すること、さらに鉄道駅に造網するクモ特にイエオニグモの各駅における個体密度を調査することによって、駅周辺地域の環境条件を分析することである。
 蛛形類を対象とした調査・研究は、同じ節足動物であっても昆虫類に較べると少なく、特に種レベルでの調査・解析は僅少てあり、特定地域の蛛形類の種構成の解明は、その自身で資料としての価値が高い。
 この点については多足類についても同様であり、さらに多摩川水源林におけるヤスデの多発性が注目される現象であったことから、蛛形類ではないものの、特に調査対象とした。1種類のクモの生息密度に注目した鉄道駅での調査は、駅の構造及び機能上の特性から、生息環境条件の均質性も高く、複雑な環境条件内での調査とは異なった分析結果が期待され た。
共同研究者
佐藤秀樹,佐藤英文,新海栄一,鈴木恵一,高野光男

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